ちょっとだけカンボジア
~カンボジアミニガイド~
周囲をタイ、ラオス、ベトナムの各国と接するカンボジアは、国土をメコン川が縦断し、雨季にはその水が逆流してトンレサップ湖の水が乾季の3倍以上になるほど多量の雨が降ります。年間をとおして高温多湿であり、年間の平均気温は27.6℃です。
1年は5月下旬~10月下旬の雨季と11月上旬~5月中旬の乾季に分かれ、乾季の前半は1年中で最も過ごしやすいのですが、それでも日中は30℃を超えます。後半は暑季となり日中の温度は35~40℃にもなります。
2000年に学校を建てた頃には都市部以外は電気も水道もなく、停電はしょっちゅうでしたが、近年は、電気は地方までひかれるようになりました。道路整備がずいぶん進んだことで物資の流通もさかんになり、プノンペンではこれまでの大きなマーケットに加えて日本資本のモールなどもできて、人々の暮らしも豊かになってきました。しかし、上下水道のインフラ設備など課題はまだまだ山積みです。
正式な国名 | Kingdom of Cambodia カンボジア王国 |
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首 都 | Phnom Penh プノンペン |
人 口 | 1470万人(2013年政府統計) |
面 積 | 181,035平方キロメートル(日本のほぼ半分) |
通 貨 | 1米ドル=およそ4000リエル 1000リエル=およそ31円 |
面 積 | 181,035平方キロメートル(日本のほぼ半分) |
言 語 | クメール語 |
宗 教 | 仏教 |
政治体制 | 立憲君主制 |
日本との時差 | -2時間 |
主な産業 | 農業、漁業、木工 |
気候 | 熱帯モンスーン気候 |
主な観光地 | アンコール遺跡群 |
アンコール遺跡群
アンコール遺跡群の中でもアンコールワットは世界遺産リストにも登録されていて、クメール建築の粋を集めたすばらしいアジアの遺跡です。
中央祠堂をとりまく回廊にはさまざまなレリーフがほどこされ、見る者を飽きさせないみごとな空間をつくりだしています。そして、さらに続くアンコールトム、バイヨンへの道。いたるところに広がる石の造形美にはおもわず圧倒されてしまいます。
クメール建築美術のすばらしさは、その中にこめられた宇宙観をともなって語り尽くせない魅力に満ち溢れています。
カンボジアQ&A
Q 家に電気・水道はあるの?
A 電気も水道も日本の状況とはかなり違います。電気は、少し前までは都市部にしかひかれていなく、それも時々停電するものでしたが、近年ようやく地方の村々にまで届くようになり、電気器具も普及しはじめたようです。 水についてはいまだに水道は都市部のみで、地方では汲んできた水を水甕にためてそれを使っているようです。
Q 子供達はどんな手伝いをするの?
A ・牛の世話 ・水はこび ・ご飯を作る ・お皿を洗う ・薪を拾い集める ・子守りをする ・飼っている鶏の卵を探す いろいろな手伝いが沢山あって、学校にいけない子もいます。
Q 兄弟は多いの?
A 100人くらいの生徒達に聞いたところ、5人以上の兄弟がいると答えた子が20人くらいいました。一人子は4人でした。
Q 新学期はいつからですか?
A 9月の末ころに新学期が始まります。ただし毎年きちんと決まっているわけではなく、学校ごとに決めているようです。ちなみに11月から始まることもあるそうです。
Q 学校の授業は何時から?
A 午前の部は7時から11時まで。午後は1時から5時までです。
カンボジアは暑いので(年間通じて最高気温は30度を下回ることがない)、朝と夕方しか集中できません。
カンボジアは暑いので(年間通じて最高気温は30度を下回ることがない)、朝と夕方しか集中できません。