校長のワン先生
コンポンチャム州にあります。首都プノンペンより車で1時間半ほどです。
開校時は600人ほどの子供が二部授業を受けていましたが、その後子供数が減り、2015年には300人ほどになりました。午前のクラスは７：00から11：00まで、午後は1：00から5：00までです。お昼は暑さのためお休みです。クラスは1年から6年までそれぞれあります。2度目に訪問した2001年8月には校庭に、実のなる木とタイ桜の苗木を記念植樹しました。
新潟県長岡市立阪之上小学校は、米百俵により建てられた国漢学校がその前身です。毎年、4年生は「米百俵」がいまの時代にどう生きているかを授業で調べています。カンボジアにも米百俵スクールができたということで、阪之上小学校の子どもたちからの手紙をカンボジアに届けることになりました。手紙や絵のやりとりをカンボジア訪問の際に行い、留学生の協力を得て交流を深めています。ゆくゆくは、日本からカンボジアを訪問したり、カンボジアの先生や生徒達に日本に来てもらうなどさらに交流を深められたらいいなと考えています。
手紙をくれたカンボジアの
米百俵スクールの子どもたち
長岡新聞の記事より
私はコンポンチャム州バディアイ地方パアイのタンビェン村にある米百俵スクールの校長です。
最初に私は米百俵スクールプロジェクトの理事長をはじめ会員の皆様とそのご家族、そして先生方と生徒の皆さんに、遠くからご挨拶をさせていただきます。
皆様お元気でいらっしゃいますか？米百俵スクールタンビェンの私達はとても元気でおります。
私は米百俵スクールの校長として、またタンビェン村の人々を代表してお礼を申し上げます。
5クラスの学校の建物だけでなく、楽器やスポーツ用品、そろばん、Ｔシャツそれに教材や学校の備品を贈っていただき、まことにありがとうございました。また、何度も私達のところを訪問してくださってとてもうれしいです。私達は米百俵の皆様の親切に心から感激しています。
長い間タンビェン村にはきれいな学校がありませんでした。しかし、99年にようやく村の子供達の80パーセントが就学できる学校という場所をいただきました。おかげで、こんな田舎ですが無知から開放されました。ですから、私達と生徒達と村の人達は皆、日本人や日本の政府、特に米百俵スクールプロジェクトの皆様のご恩を死んでも忘れません。
また、おかげで、次の世代のカンボジアの子供達に日本との果てしない結びつきをあたえることができました。
まだ書きたいことはたくさんありますが、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。最後に、日本にいらっしゃる米百俵スクールプロジェクトの皆様と先生生徒達のご健康とご成功をお祈り申し上げます。
Ｗann Ｎeoun （ワン ヌン）
私は、ハン ラスメィーといい男性で13歳です。現在米百俵スクールに通っています。私達のため学校を建てていただいて心から感謝いたします。さらに勉強の道具を送っていただいて本当にありがとうございます。ほかに、私達が見たこともないもの（パソコン）もいただいてありがとうございます。
私は、ペ ソコムといい、女性、12歳です。現在、コンポンチャムの米百俵スクールに通っています。米百俵の会長をはじめ米百俵のメンバーの皆様、お元気でいらっしゃいますか。もし、お元気でしたらうれしく思います。また、そうでなければ悲しく思います。毎年子供が増えつづけるため、学校が足りなくなってしまいました。最後に米百俵の皆様のご健康と活動のご成功を願います。
私は、ヌン パンヌッチといい、コンポンチャム州のタンビェン村に住んでいます。現在は米百俵スクールタンビェンの6年生です。最初に、遠くから米百俵スクールの皆さんとお兄さんやお姉さんにご挨拶をさせていただきます。皆さんお元気でいらっしゃいますか。村の人々や米百俵スクールの生徒である私達は元気です。私達に学校やさまざまな道具を提供していただき、日本の皆さんや日本政府そして米百俵スクールプロジェクトの人達の親切に、本当に感謝しています。
私自身、皆さんに学校をいただいたことをとても感激し、ありがたい気持ちがいっぱいです。